日本臨床睡眠医学会
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Stanford大学 Christian Guilleminault先生のご逝去に寄せて

2019 年 7 月 16 日

“Good Night in the Heaven, CG” 〜 Stanford大学 Christian Guilleminault先生のご逝去に寄せて





Good Night in the Heaven, CG






2019年7月 Stanford大学にて(撮影:河合真先生)
(第3回Sleep Symposium in Kansaiの思い出はこちら

World Sleep SocietyやAmerican Academy of Sleep Medicineなど他の学会からの追悼をご覧になられた方もおられるかもしれませんが、Christian Guilleminault(CG)先生が先日7月9日に逝去されました(享年80歳)。ご所属のStanford大学はもちろん、世界のあらゆるところで「CGロス」になっています。

私たちISMSJが公式にCG先生と共通の時間を持てたのは、ISMSJの前身となるSleep Symposium in Kansai(SSK)の第3回大会でした(堀有行組織委員長)。2007年9月に金沢で開かれたこの大会ではCG先生を特別講演The Future of Sleep Medicineの演者としてお招きしました。この特別講演の抄録と略歴はISMSJのウェブサイトで読むことができます(こちら)。

Sleep Medicine: a dominant medical specialty with a very large futureと題する講演の中で、小児の睡眠時無呼吸症候群に対して上顎骨の幅を広げる矯正歯科治療法が紹介されました。「CPAPやUPPPだけでなく、そのような治療法もあるのか」と大変驚いたことを思い出します。講演の前後でも、私たちに気さくに話しかけてくださり、とても嬉しく感じました。また、ポスターセッションでは、ポスターが日本語にもかかわらず、英文タイトルと図表を頼りにあちこちで立ち止まっては、演者にシビアな質問を投げかけておられたことが印象的でした。

スタンフォード便りでおなじみの河合真先生からは、CG先生がいつも朝早くから、超が付くほどにアクティブに働かれている旨はしばしば聞いておりました。まさに「睡眠愛」を体全体でお示しくださったのではないかと思います。CG先生が渡そうとされたバトンを私たちがしっかり受け取り、睡眠医学を前進させていきたいと考えております。

CG先生には「Good bye」ではなく、「Good night」と心よりお伝えいたします。




             高橋正也、河合 真、小栗卓也、堀 有行、立花直子
             (ISMSJ/日本臨床睡眠医学会)