日本臨床睡眠医学会
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第13回ISMSJ学術集会の特別講演

2022 年 8 月 8 日

第13回ISMSJ学術集会の特別講演は、
University of Illinois at Chicago College of Nursingの名誉学長である
Terri E. Weaver先生です。

第13回ISMSJ学術集会の特別講演では、University of Illinois at Chicago College of Nursingの名誉学長であるTerri E. Weaver先生をお招きし、“Can’t Sleep at Night, Can’t Function During the Day: Effect of Sleepiness on Daily Behaviors, a Clinically-Based Program of Research”という興味深いテーマでお話をしていただきます。

Weaver先生は、University of Pittsburghで看護師のライセンスを取得し、University of PennsylvaniaでMasters of Science in Nursing およびPhDを取得されました。その後、Biobehavioral Nursing Science University of Illinois College of Nursing教授などを歴任され、2010年から2021年まではUniversity of Illinois at Chicago College of Nursingの学長を務められました。

Weaver先生は、睡眠関連疾患、とりわけ睡眠呼吸障害に起因した眠気に関連した学術領域において非常に高名な先生で、120編以上の論文を発表されています。また25年以上NIHから研究助成を獲得されています。

個人的な関わりとしては、Weaver先生とはAmerican Thoracic Society(米国呼吸器学会)の学術部会員として2016年からともに活動してきました。海外で開催された、とある睡眠フォーラムでともに演者として参加した際、Weaver先生が看護師としてどのように研究活動を始め、そして発展させてきたかについて講演をされました。決して順風満帆ではなかった当初のエピソードなどを拝聴した際に、是非ともISMSJでこの講演をしてほしいと思い、今回、来日していただいた次第です。

今回の特別講演では、日常臨床で抱くさまざまな疑問が研究課題となり、研究活動を始めるきっかけになること、そして研究を遂行するためにはチームが非常に重要であることなどを、Weaver先生の睡眠医学領域での活動経験を元にお話していただけると思います。

ISMSJに参加してくださる皆様は、真摯に自分達の目の前にいる患者さんに向き合っておられますので、どの職種であっても臨床上の疑問を持っているはずです。そして、Weaver先生が言うチームの重要性ですが、ISMSJには多職種の会員がいますので、会場でチームメンバーを探すことは非常に容易だと思います。ですので、是非、現地でWeaver先生の講演を聴いて、睡眠医療の発展のために自分も参画してみようという刺激を受け取って欲しいと思っています。

なお、Weaver先生の研究課題の詳細は別セッションでも講演していただく予定です。

第13回ISMSJ学術集会 組織委員長  山内 基雄  

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