日本臨床睡眠医学会
~日本に境界なき睡眠医学を創る集い~

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組織委員長挨拶

2018 年 8 月 28 日

 

ISMSJは、睡眠に関わるあらゆる職種を対象に、それぞれの専門分野にとらわれない睡眠医学の学びの場として設立され、これまで様々なテーマをメインに据え学術集会を開催してきました。回を重ね、今年は第10回という節目を迎えます。

「口」は、咀嚼・嚥下・発音・呼吸など生命維持に重要な機能を担うため、多様な組織から構成された複雑でユニークな構造を呈しています。睡眠医学では、閉塞性睡眠時無呼吸症候群や睡眠時ブラキシズムなど「口」が関わるものが少なくありませんが、「口」をどうとらえたらよいのか、という声もよく耳にします。そこで、第10回目の学術集会では、「口から覗く睡眠医学」と題して、「口」に関わる睡眠の問題を取り上げることにいたしました。
 
特別講演にお招きするGilles Lavigne先生は、睡眠時ブラキシズムやPLMS/RLS、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、頭頸部の疼痛に関して数多くの研究をされています。歯科医師の立場から睡眠医学の発展にご尽力し、幅広い分野でご活躍されています。今回は、日本ではいまだ十分に着目されていない「疼痛と睡眠」についてご講演していただくことになりました。

第10回学術集会は、瀬戸内海に浮かぶ淡路島の兵庫県立夢舞台国際会議場で開催します。神戸市内から車やバスで明石大橋を渡って45分程で到着するこの会議場は、ウエスティンホテル淡路に隣接し、淡路島国営明石海峡公園や奇跡の星野植物園に囲まれた、海沿いの風光明媚な場所に位置しています。地中海を思わせる穏やかな気候の秋の淡路島に是非お越しいただき、学術集会プログラムを楽しんでいただけますと幸いです。




             大阪大学大学院歯学研究科 高次脳口腔機能学講座 口腔生理学教室  
             加藤 隆史