「第9回脳と睡眠懇話会」について
第38回日本臨床神経学会(神戸)のサテライトシンポジウムとして、 2008年11月12日(水)に「第9回脳と睡眠懇話会」が開催されました。
「第9回脳と睡眠懇話会」については、こちらのチラシをご覧ください。
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◆ REPORT
2008年11月12日に神戸国際会議場にて、第38回日本臨床神経生理学会学術大会のサテライトシンポジウムとして、第9回脳と睡眠懇話会が開催されました。
学術集会の中でも睡眠やその疾患についての口演やポスター発表は可能ですが、PSGのraw dataの細かいところまでを議論することはなかなか難しいため、2000年より、PSGのraw dataをそのまま持ち寄り、それを材料として脳機能としての睡眠の機構を考えることを目的として始まりました。したがって、初期には、スーツケースに紙記録を詰めて持参された演者があったり、機器会社のご協力でデモ用の機器を用意していただいたりしました。
その後、徐々にraw dataを読むだけではなく、より多くの人にPSGの根源的な意義を知ってもらうには、多方面のアプローチが必要ということで、珍しい症例報告や、新たなスコア方法の紹介など、様々な方々に発表していただきました。
本年はPSGという共通語の伝承を維持するためにどういった教育が行われているのか、その見直しを行いました。
まず、日本でのフォーマルな形での卒前・卒後教育の中でどの程度、睡眠障害について学ぶ機会があるか、過去から現在へ、インフォーマルな形で睡眠診療や検査に関する技法はどのように伝えられてきたかという日本の現状の解説があり、後半では、米国の若手研究者や臨床研究を目指す医師が合宿形式で1週間「睡眠漬け」になるUCLAのLake Arrowhead Workshopの様子を本学術集会の特別講演の講師として来日されていたDr Ronald Szymusiakよりご紹介いただきました。
米国の睡眠研究と臨床の基礎には、こういった次世代を担う人々とそれを育てるために苦心している人々、また、そういう研修に対してfundingをする組織があることがわかり、目がひらかれる思いでした。
次回も第39回日本臨床神経生理学会学術大会(北九州)の第1日目の夜に予定されており、関心のある方々のご参加をお待ちしております。



